第7回Ques「アジャイルとテスト自動化」参加レポート #Ques7

アジャイルとテスト自動化

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スクラムを選んだ理由と現状

  • 社内の半数程度で採用
  • ある程度のフレームワークが存在しているためにスクラムを採用
  • また、1,2週間に1度のリリースという早いサイクルに対応できるのも理由

Yahooのチームの特徴

  • チーム自らテストを行っている
  • リリースの権限もチームが持っている

テストの種類

テストの重要性について

  • 大変…だけど端折るのは良くない
  • バックエンドに関しても頻繁にリリースしているので、テスト自動化をすべき
  • 「テストしなくても良い」と思うことは、どこをテストすれば良いのか分からない証拠

ヤフオクアプリの自動化事例

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テスト自動化の優先順位について

  • 必ず落ちては困る画面から実施

iOS9の対応

  • xpathが変更される事態になり、その対応に苦慮した

ここまでのセッションについての質問

自動化の観点はクラッシュするかどうかのみで、検索結果の正確性は対象外なのか?

  • シナリオの画面遷移を見ている
  • メンテナンスの工数は増えたと思うが、QAの工数は削減されたのか?
  • 現状はまだまだ。ただし、手動で確認すべき画面は絞り込めているのは自動テストを実施してよかったこと

開発チームは品質に対する意識が高かったのか?(質問者の会社はリリースが短いからテストをしないという考えの人が多かったそうです)

  • 意識は高い。積極的に導入してくれる。
  • 「ユーザへの迷惑を無くすために」から考えた結果

障害の調査は誰が拾うのか?

  • 最初は専任者を作り、その人が行っていた。
  • あとは気付いた人が行うようにしている。
  • すぐに直せなさそうな場合はバックログに送る。

バックログに入ったものはどのように割り振っているのか?

  • スクラムマスターとプロダクトオーナーで相談する。

スクラムマスターへの負担は増えたか?

  • もともと割り込みタスクが日常的だったので、そこまで負担が増えたようには感じない。

テスト自動化に対する人数は?

  • スクラムマスター&専任者&テスト支援チーム所属の計3人で週1日×半年間

テスト実行時間はどれくらいか?

バグじゃないのにテストが落ちることはあるか?

  • 日々存在している。

テスト支援チームの役割は?

  • 必要に応じて。
  • 特に明確には決めていない。
  • 極力、サービス開発チームにやってもらう。

支援チームの人数はどれくらいか?

  • 5,6名

バグを手動で見つける人はいるのか?

  • 全員でやっている。
  • リリース前は企画の人などにも一緒に触ってもらっている。

テスト設計やテストケースを作る時間はあるか?

  • 時間は取れていないが、ホワイトボードに新機能の一覧を書いたりする程度

感想

  • 以前にWeb Service QA Meeting Vol.1で株式会社ネクストの方がページ遷移のテストを行っていたと言っていたように、自動テストはページ遷移部分から導入していくと行いやすいのかなと思う。
  • テストの自動化は開発者が実施して、テスト設計などの部分でQAエンジニアが入ってきて協力することが良い方法かなと最近感じてきました。
    • 少なくとも、開発とテストで役割を完全に分業するのではなく、お互いで補完しあうことが大切なように思えます。