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- テストの在り方を変える軸
- ケース1「垂れ流し」
- ケース2「警察」
- ケース3「大富豪」
- ケース4「コーチ」
- ケース5「まつお(仮)」
- 感想
- 勉強会中にホワイトボードに書いたメモ
- 明日はJaSST Kyushu
テストの在り方を変える軸
- テスト戦略を考える上で、テストの在り方を変える軸というのが様々存在しているっぽい
- それらを勉強会の中で話した結果、5個ぐらいはありそう。
- 実際にはもっとありそう
- 勉強会の中で軸までを考えたのは以下の5つ
- 垂れ流し
- 警察
- 大富豪
- コーチ
- まつお(仮)
- これら以外にも、「がんじがらめ」「執事」といったワードも出てきてた
- 今回話した内容についてまとめてみます。
ケース1「垂れ流し」
- 軸…コストとクオリティ
- クオリティを維持してコストを減らすために、安いコストの人へ依頼する傾向にある。
- これを行うと、一見目的が達成されているように見えるが、長期的に見るとコストがあまり変わらずクオリティが下がる結果となる。
ケース2「警察」
- 軸…規律(自律か他律か)とムダの許容度
- ルールを作り、クオリティゲートによって監視するやり方。
- 監視が強くなればなるほど、他律の組織になり、物事のムダが多くなる。
- レビューでくだらない指摘をする必要とかも出てくる。
- 監視が強い(他律&ムダが多い)状態をPMOはする傾向にある。
- 逆方向(自律&ムダが少ない)状態になれば幸せなように見えるが、人月商売で成り立っているSI系がこの傾向に移るのは稀。
ケース3「大富豪」
- 軸…技術的先進性と定着度
- 金にモノを言わせて解決するやり方。
- そのまま放置すると技術的先進性は勝手になくなっていく。
- 常にアップデートが必要。
- 上手くいくと、技術的先進性を一定以上キープしつつ定着度が上がっていく。
- ただし、ツールの導入に関わっていた人などがいなくなり、上手く伝承されないと、ツールが陳腐化し、定着度も高まらなくなる。
- もしくは陳腐化したツールを意図も分からず使い続けて埋もれる。
ケース4「コーチ」
- 軸…学ぶ機会と納得感
- 共に汗をかくタイプ。ちょっと離れてサポートする執事型はこれの亜流。
- 学ぶ機会が増えることで、徐々に納得感が出てくるはず。
- 学ぶ機会が増える方法の一つに、リリース間隔を狭める考えがある。
ケース5「まつお(仮)」
- 軸…信頼感(距離感の逆数)とサーバントシップ
- 最初は縦割りで信頼感も無い状態
- 信頼がお互いにできるようになると、さらにお互いを支え合うような仕事の仕方になる。
- そこから組織が変わる(人が増えたりする)と、信頼感が減りC&Cになりがちだが、その時の経過からまたサーバントシップに向かえるようになるのが理想。
感想
- 今回は5つのケースを話しましたが、他にもまだまだありそうな予感です。
- 自分の会社・組織ではどのケースに当てはまるのかorまた別のケースに当てはまるのか考えてみるのも面白いかも
勉強会中にホワイトボードに書いたメモ
今日の内容1 #STS1031 pic.twitter.com/IU9cFkWOw7
— ブロッコリー (@nihonbuson) October 31, 2017
今日の内容2 #STS1031 pic.twitter.com/YOHTmAmTTT
— ブロッコリー (@nihonbuson) October 31, 2017
明日はJaSST Kyushu
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'17 Kyushu
- そういえば、明日はJaSST Kyushuです。
- 基調講演では、中野さんがQAの組織としての取り組み事例を話して頂けるようなので、今回の勉強会とも照らし合わせてみるのも良いかもしれません。*1
*1:気になった方へ。当日券もあるみたいですよ!