2017年8月に出版された『A Practical Guide to Testing in DevOps』を日本語に翻訳してLeanpubにて公開しました!
表紙はこんな感じ。*1
書籍紹介および購入はこちらから。
現在は電子版のみ提供する形になっています。形式はpdfです。
本書籍について
出版ページにも書いている紹介文を引用して紹介します。
強力なコラボレーションと素早いデリバリー文化へ組織が移行するにつれて、テスターへの期待は変化します。
自動化されたビルドパイプラインおよびデプロイメントパイプラインがある環境でのテストはどのように見えるのでしょうか?
本番環境でテストできるようになると、リスクに対する欲求はどのように変化するのでしょうか?
テスターは組織全体で誰とつながる必要があり、どのように効果的に連携して高品質のソフトウェアをデリバリーできるのでしょうか?
この本は、DevOpsでのテストに携わるすべての人へ、方向性とアドバイスを示します。
私は以前に、『Agile Testing Condensed』を翻訳し、公開しました。
『Agile Testing Condensed』は主にシフトレフトのテスト*2について書いているのに対し、『A Practical Guide to Testing in DevOps』は主にシフトライトのテスト*3について書いています。
個人的な本書籍の見どころ
本番環境を用いたテストプラクティスの用語を解説している
例えば下記の用語などを、きちんと区別して説明しています。
- A/B テスト
- ベータテスト
- カナリアリリース
- ドックフーディング
- ダークローンチ
事例がふんだんに書かれている
セクション5では、下記の会社の事例が紹介されています。
- King社(ゲーム「Candy Crush Saga」を開発している会社)
- Capital One 社
- TheGuardian社
- ニュージーランド銀行
- Etsy社
- Spotify社
- PagerDuty社
また、他にも様々な事例や発表を紹介しています。
グラフィカルなテスト戦略が紹介されている
セクション6では、著者が作成したグラフィカルなテスト戦略の図が紹介されています。
特にDevOpsのバグフィルターは非常に興味深く、共同翻訳者のMarkさんや、翻訳に協力していただいた山口さんもそれぞれブログ内で紹介しています。
また、8月4日にはDevOpsのバグフィルターをトークテーマにしたイベントをMarkさんが開催しますので、ご都合の合う方はこちらへのご参加もどうぞ!
価格について
本書籍は価格を買い手が自由に決められます。
推奨価格は$14.99ですが、無料でも購入(ダウンロード)いただけます。
より多くの人に知ってもらいたいという原著者の考えを元に、このような設定をしています。
興味がある方はぜひご一読ください!(そして、お金を払っても良いよという方は、ご購入をよろしくお願いします)
謝辞
本書籍の日本語翻訳版を公開するにあたり、たくさんの方々にサポートいただきました。
特に、著者のKatrina Clokieはもちろんのこと、共同翻訳者のMarkさん、協力者として載せさせていただいた山口鉄平さんには非常に多くのサポートをいただきました。本当にありがとうございました!
そして本を手にとっていただいた皆さんも本当にありがとうございます!
『Agile Testing Condensed』と同様に、本書籍に書いてあることが世の中に浸透していくことを願ってます。