はじめに
業務中の自分の発言やSlackのtimesチャンネルを見返して、「これ、頻繁に伝えているなー」というものを書き出してみます。
自分の仕事上、Agile、Scrum、テストに関する話が多めです。
目次
- はじめに
- 目次
- 「進捗に遅れが出ています」という発言が出てきたら
- 「プロダクトオーナーの動きを理解してもらえてないなー」と思ったら
- 「心理的安全性ってみんなで仲良くやることでしょ?」みたいな雰囲気になっていたら
- 「レトロスペクティブで有効なTryが出てこない」と言われたら
- 「TDDをちゃんとやれば品質を保証できるよね」「TDDってどこまでやるの?」と言われたら
- 「品質保証って、最後にテストすることなんでしょ?」と言われたら
- 「元々書いていたドキュメントと違うからバグチケットを起票する」とQAメンバーから言われたら
「進捗に遅れが出ています」という発言が出てきたら
入社直後の人が「進捗に遅れが出ています」という発言をしたら共有している記事。おそらく、今までで一番共有している記事。
是非、記事全体を読んでほしいのですが、一部を抜粋して書いておきます。
あるのは遅れではなく、見積もりと現実の差分です。見積もりと現実の差分はただの差分でしかありませんが、きっと「現実が遅れている」よりは「見積もりが違っていた」と捉える方が建設的です。
「プロダクトオーナーの動きを理解してもらえてないなー」と思ったら
プロダクトオーナーについての説明が必要になった時は、この動画を共有してます。
動画時間も15分程度と長すぎず、かつPOのエッセンスが随所に散りばめられています。
特に12:30あたりから話している、バーンアップチャートのトレンドラインを用いた、ステークホルダーとPOとのやり取りの話についてはよく共有しています。
「心理的安全性ってみんなで仲良くやることでしょ?」みたいな雰囲気になっていたら
角さんの下記ツイートを引用することが多いです。
心理的安全性より「低忖度性」という言葉はどうじゃろう
— 角 征典/Masanori Kado (@kdmsnr) 2019年7月4日
あとは、下記ツイートを引用することもあります。(特に「頑張って心理的安全性を目指そうぜ」と発言してたら共有します)
心理的安全性はコントロールするものというより、うまくいった結果としてあるんじゃないかなあ。
— seki at druby.org (@m_seki) 2019年7月2日
「レトロスペクティブで有効なTryが出てこない」と言われたら
直接下記のツイートを共有することはないけど、同じような考え方をもって話してます。
レトロスペクティブでは、仮に抜群な対策が出なくても問題を把握することが大切なんだよ。今すぐ出来そうな小さな改善案を出して満足するのはダメなんだ。問題を把握することが大切なんだよ。その上でステップ1があるんだ。
— きょん@アジャイルコーチ、システムアーキテクト (@kyon_mm) 2020年2月7日
っていう話を沢山した。#うさぎ組
加えて、「個人的には問題だと思ってレトロの議論に乗せた結果、チームとしては別に問題ではなかったという結論になったら、それも重要なことだよ」と伝えます。
これらを意識しやすい形のふりかえり会をやったこともあります。以下の記事の「インタビュー」のプラクティスはまさにそれです。
「TDDをちゃんとやれば品質を保証できるよね」「TDDってどこまでやるの?」と言われたら
直接下記のツイートや記事を共有することはないけど、同じような考え方をもって話してます。
ユニットテストの効能は、テスタビリティの高いコードになる、くだらないバグがなくなる、他人のコードを破壊しにくくなる、レビューがしやすくなる、結果、自分とチームに心の平穏がもたらされる、ぐらいで十分だと思ってます。そこに品質を持ち出すと殺伐とすることがある。
— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) 2019年12月18日
個人的には「TDDは開発を加速させるためのもの」という認識です。
「品質保証って、最後にテストすることなんでしょ?」と言われたら
品質保証について説明する必要が出てきたら共有しているスライドです。にしさんの発言を元に私がスライドにまとめたものです。
品質保証には色々な変遷があって…という説明で使ったりします。以下のページは特に伝えます。
「元々書いていたドキュメントと違うからバグチケットを起票する」とQAメンバーから言われたら
「別にドキュメントとの間違い探しをするためにQAがいるわけではない」「あるべき姿(※ドキュメントがあるべき姿とは限らない)との違和感を言語化して伝えることが大切」と伝えながら、以下のスライドを共有します。