はじめに
先日、知人と話していて、「ブロッコリーさんは色々とすごいアウトプットをしていて、私はそのような姿をマネできないのでは?」的なことを言われました。ただし、私自身は決してそんな風には思っておらず、知人には最初の頃のアウトプットについてお伝えしました。
そしてたまたま、昔のにしさんのツイートを掘り起こしました。
特に学生さんなんかそうなんだけど、若い内はどのようにエキスパートになればいいか分からなかったりする。自分みたいに能力の低い人はエキスパートになんかなれないってなんか人生を半ば諦めたりする。でもね、エキスパートと呼ばれた人のほとんどは、若い頃はごく普通の人だったんだよ。
— Yasuharu NISHI (@YasuharuNishi) 2020年5月25日
でもね、彼らはみんな、自分はエキスパートになんかなれないと悲観せず、自分の好きな技術を楽しんで、どうしたら全力で楽しめるかどうかを考えて試してみて、時に失敗したりして、でも続けてきただけなんだよね。そしたら、気がつくと他の人からエキスパートと呼ばれ尊敬されるようになる。それだけ。
— Yasuharu NISHI (@YasuharuNishi) 2020年5月25日
そこでせっかくなので、コミュニティ活動を通じて私がどうやって好きな技術を楽しみ続けたのか、過去の活動を掘り起こし整理してみることにしました*1。
初めての社外イベント参加レポート
それまでも社外勉強会には参加していましたが、社会人2年目の秋に、初めて社外イベントの参加レポートを書きました。その時のレポート内容は以下の記事です。
この時の横塚さんの発表は、今でも品質の話の時に使わせてもらってますし、濱口さんの発表は、レトロスペクティブの時に大いに参考にさせてもらってます。
初めてのパネルディスカッションのレポート
社会人2年目の冬に、JaSST'15 Tokyoの参加レポートを書きました。パネルディスカッションのセッションに対して頑張って参加レポートを書いていました。
私のパネルディスカッションの参加レポートは、発言内容を事細かに残して記事にするスタイルでした。極力、発言内容を記録し、内容に対する感想や意見は後から考える形で参加していたと記憶しています。
当時は録画公開やAIによる議事録作成などが無かったため、「せっかく良いディスカッションをしているのに、この場にいる人だけしか聞けないのは勿体無い」という想いから書いていた気がします*2。
また、この頃から、よく登壇していた人には認知されるようになっていったと記憶しています*3。
初めての登壇
社会人2年目から3年目へと変わる頃に、初めての登壇をしました。
最初の登壇はBPStudyさんの野球回で、本業とは全く関係ない、野球に関する話を5分LTで喋りました。
趣味の分野から登壇の経験をしたというのが、結果的に登壇の慣れに繋がって良かったのかもしれません。
初めてのイベント主催
初めての登壇の翌月には、初めてのイベント主催をしました。
イベント内容は、書籍『システムテスト自動化標準ガイド』の読書会でした。
興味のあった書籍を一緒に読みながら議論する形にしたのは、頑張って登壇者を集める形と比べてイベント主催の負担が少なかったので、初めての主催者としてやりやすかったのかもしれません。
初めてのWACATE参加
初めてWACATEに参加したのは社会人3年目の夏でした。
この回は、ゆもつよメソッドをゆもつよさん本人が講義・ワークショップを行うという回でした。「こんな世界があるのか…!」と印象的な回になりました。
現在のWACATEは、社会人1年目の方も参加したりしているので、私よりも早いうちに経験ができて羨ましいなと思っています。
初めての技術発表
これまでは野球という趣味分野の発表でしたが、技術的な発表をしたのは社会人3年目の冬でした。
先日の #entapihack のLTでの発表スライドを上げましたhttps://t.co/yTo0W13tWR
— broccoli (@nihonbuson) 2016年2月12日
この時は、APIテストについての発表をしました。主催していた「『システムテスト自動化標準ガイド』の読書会」での知見を活かした発表でした。
初めてのJaSSTでの発表
初めてのJaSSTでの発表はJaSST'17 Hokkaidoでした。
会社でやっていたことを事例発表しました。自由気ままな個人の発表と違い、会社を代表して発表するという意識から、発表時に緊張していたのを覚えてます*4。
またこれまでも何回か発表をしていたのですが、どれも開発系のイベントでの発表であり、テスト系のイベントでの発表はこの回が初めてでした。
初めての開発系カンファレンスでの発表
JaSST'17 Hokkaido以降、小さな勉強会では発表していたのですが、2019年春の「JJUG CCC 2019 Spring」にて、開発系のカンファレンスで初めて発表しました。また、初めてプロポーザルを書き、かつ初めて採択された発表でもありました。
応募するにあたって、当時の所属会社で技術顧問に就いていたkawasimaさんから、「QAエンジニアである点をもっと強調してプロポーザルを書いた方が良い」というアドバイスをいただき、プロポーザルを改善した覚えがあります。この考え方は、開発系のイベントでプロポーザルを出す上で今も大切にしています。
初めてのDevelopers Summitでの発表
2020年春には、Developers Summitでも発表することができました。この時も、プロポーザルを提出し採択された上で発表しました。
この時のプロポーザルでは、JJUG CCC 2019 Springでの経験を活かしたプロポーザルを作成し、また参考スライドとしてJJUG CCC 2019 Springでの発表資料を載せたことが、プロポーザルを採択された大きな要因だったのかなと思っています。
また結果として、話題賞もいただくことができました。コミュニティ活動の中での初めての受賞になりました。
初めての翻訳本出版
Developers Summitの登壇から数ヶ月後に、初めての翻訳本を出版しました。
翻訳本出版に至った理由としては、「英文の本を時間をかけて自分のために翻訳したけど、これと同じように他の人が毎回翻訳して頑張るのは時間が勿体無い」という想いからです。
この感覚は今でも持っています。
おわりに
長々と書いてきましたが、私のコミュニティ活動の始まりは、ただの参加レポートです。
その後、様々な形でコミュニティ活動に関わっています*5が、根底では「自分が苦労した(工数をかけて作成した)内容を、他の人が同じように行うのは勿体無い」という考えは最初から変わってないのかもしれません。
本記事を通じて、「自分なんかがやったところで…」と思っていた人が、少しでもコミュニティ活動に参加・貢献しようと思ってもらえることを願ってます。
*1:なお、コミュニティ活動をする前や学生時代の話については、以前、Findyさんに記事にしていただいたので、そちらをご参照ください。 findy-code.io
*2:余談ですが、この頃から「ブログ記事の内容をそのまま社内の参加レポートに使わせてもらいました。ありがとうございます!」的なDMをいただくようになります。別に参考にしてもらうのは構わないのですが、本当にその人の身になっているのかな…とモヤモヤした想いは持っていました
*3:当時、snskさんに「ブログでめっちゃ書いているよね。私にとっても、どんな発言をしていたかふりかえる時の参考になってありがたい」と声をかけてもらった記憶があります
*4:発表始めてすぐにあった会社紹介が緊張のピークでした
*5:2018年からの講演のリストについては、以下のページをご覧ください。 www.b-testing.net












