Regional Scrum Gathering Tokyo 2024で今一番伝えたいことを発表してきました #RSGT2024

1月10日〜12日に開催されたRegional Scrum Gathering Tokyo 2024で登壇をしました。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 - できるだけ大きなアウトカムが得られるように、シフトレフトとシフトライトの両面から製品開発に取り組んだお話 | ConfEngine - Conference Platform

RSGTで登壇したのは2021年以来だったので、3年ぶりの登壇になります。

軽くふりかえりをしてみます。(が、後半はポエムになってしまった…)

発表資料

speakerdeck.com

前回よりも嬉しかったこと「フィードバックの多さ」

前回と大きく違ったのは、発表後、多くの方に質問や感想を伝えてもらったことでした。

これは前回とコンテンツの内容が違っていたのが要因なのか、参加者がよりギャザリングを意識しているからなのかは分かりません。

しかし、個人的にはフィードバックが多い方が嬉しいので、今回のような反応の方が嬉しいです。

次回に向けての改善点「セッションの惹きつけ方」

今回は、よりAgileやDevOpsを意識したセッションタイトルにしてみました。また、私としてはQAやテスターに限った話をしているつもりは無かったので、セッションタイトルに「テスト」という単語を敢えて入れませんでした。

しかし、結果としてリアル聴講のうちQAやテスターと呼ばれる人の割合が多めのようでした。これは誤算でした。

(良い意味でも悪い意味でも)私には「テストをしている人」というラベルがあった方が、聴講者にとっては「聞いてみよう」と思ってくれるのかもしれません。また、「シフトレフト」や「シフトライト」といった単語がQA界隈以外には想定よりも浸透しておらず、そもそもセッションタイトルを見ただけでは聞く気になれなかったのかもしれません。

そういう意味では、来月のDevelopers Summitの公募で出したセッションタイトルの方が、より惹きつけられるタイトルなのかもしれません。

event.shoeisha.jp

待って!本当に改善点なの?

今回は確かにQAの聴講者が多めでした。ですが、それは改善すべきことなのでしょうか?

私の発表はきょんさんの発表いくおさんの発表ふりかえりの森さんの発表のように、聴衆を巻き込むタイプの発表ではありません。

RSGTやScrum系のイベントにおいて数少ないQAに光を当てたいという気持ちが強いです。万人に聞いてもらおうと努力した結果、QAらしさが失われてしまう発表になってしまったら元も子もないです。

自分が目指しているのは、「ライブでの聴講者数」ではなく「よりQAらしい発表」だと思ってます。本当は気にすべきではないアウトカムを目指して、測定しやすいが目標とは関係ないメトリクスを取って一喜一憂したくありません。

今回の発表のモチベーションは「まだ世になかなか出ていない『シフトライト』でのテスト活動の事例を話したい!」でした。ここの軸は見失いたくない。

しかもありがたいことに、RSGTは講演動画がYouTubeに上がります。つまり後から見返せる訳です。なので、発表時点で気付かれなくても良いのです。「あれ?以前に誰かがシフトライトについて話してたな?」と思った時に見返してもらえれば良いのです。

何はともあれお疲れ様でした

とここまで色々と書きましたが、これはイベントが終わっても悶々と考えていたので、記事にしてみた結果です。

RSGT2024は終わりました。ということは、RSGT2025の準備が始まります。

今度プロポーザルを出すのはRSGT2025かもしれませんし、また3年置いてRSGT2027ぐらいに出すかもしれません。ただ、その時にも「よりQAらしい発表」を目指すプロポーザルを書けるように日々精進したいと思います。

あ、そもそも今回の発表資料を公開しなきゃですね…。