9/17と9/18にソフトウェア品質シンポジウム(SQiP)に参加してきました。
イベント自体は9/16にもありました
運営の方々、3日間本当にありがとうございました!
それぞれのセッションについては以下の別記事を見ていただければと思います。
大変な苦労があるんだろうなと思いながらも、ここでは全体的に参加して思ったことを書きます。
場の雰囲気がクローズド過ぎる
これは前々から思っていたことですが、限られた人しか参加していない、閉鎖的なものに見えます。
そういうつもりで開催している訳ではないと思いますが、去年の初参加するまでは随分と敷居が高く感じていました。
敷居を低くするには次の2パターンかなと思っています
参加費を安くする(現実的には難しいのかも…)
場の雰囲気をオープンにして活発にする(こっちの方がまだ行える…?)
参加費が高い
参加費が他のシンポジウムに比べて高いということもあり、結果、そのような金額を払える大企業や平均年齢が高めの人しか参加していないと思います。
また、そのようなお金を払ってまで開発の人が来るとは思えないです。
ただ、他のイベントに比べ、スポンサーが獲得しづらいということがあるのかもしれません。
費用がどのくらいかかっていてとかも把握できていないです。(きっとカツカツで大変なんだろうと思っています)
ネット上で活発ではない
参加しなかった人に対して働きかけるコンテンツが少ないです。
「Facebookページを作った」と言っていましたが、Facebookページは気になっている人が訪問して初めて認知されるページであり、Facebookページを頻繁に宣伝し続けない限り、なかなか新規の人にまで届きません。
ちなみに、Facebookページはこちら
https://www.facebook.com/SQiP.symposium
当日の様子を届ける意味なら、公式のハッシュタグを決めて、みんなにツイートしてもらった方が効果的だと思います。
実際、どれくらいツイートが少ないか、最近行われたXP祭りと比べると以下のようになります。
- SQiPの場合
- 開催日数…3日間
- 参加者数…約500名
- ツイート数…約150ツイート
- XP祭りの場合
- 開催日数…1日間
- 参加者数…約200名
- ツイート数…約550ツイート
XP祭りのハッシュタグ #xpjug はトレンド入りも果たし、twitterのトップにも晒されたほどです。
トレンド入りを果たすことで、相当な人の目にも触れたと思います。
一方、 #sqip はツイートが少ないです。なので、もっと増やすべきだと思っています。
開発系のイベントと比べるとノートPCを開いている数が少なくて寂しい…
— ブロッコリー (@nihonbuson) September 18, 2015
そのためには、ツイートをしてくれそうな人に来てもらう必要がありますが。
開発に届かない
クロージングセッションで意見が出ていましたが、開発部門の人に届きにくい状態になっているように感じました。
すると、「SQiPはテストエンジニアのためだけのシンポジウムなんだ」と思われてしまう恐れがあります
開発側が気をつけることを発表して欲しかった
#sqip
— ブロッコリー (@nihonbuson) September 18, 2015
やれ「Agileだ」「スクラムだ」などと言っている状況に対して訴えることが難しいような方向に見えています。
・テストが分業化していっている
・派生開発はあえて発表する機会が減っているのでは?
→派生開発については、浸透していって、細かいテーマに分かれている気がする
#sqip
— ブロッコリー (@nihonbuson) September 18, 2015
上の「テスト分業化」という話は、特に感覚が違うかなと感じました。
一方、見習いたい部分も多かったです
と、ここまで批判的なことも書きましたが、「見習いたい」「取り入れたい」と思えた部分も多かったです
- 「サイクルを早く回すのがスクラムなんでしょ?」
- 「とりあえずどんどん開発すれば良いんでしょ?」
とか言う人には是非参加すべきだと思います
また、
Agileの『期間とリソースをコミットして要求を調整する』とか、テストに置き換えれば、テスト要求分析のことじゃん!
とか色々と繋がる部分もありました
まとめ
- Web系の企業はもっとこのシンポジウムから品質について学ぶべき
- シンポジウムもWeb系の企業が行っているような取り組みをもっと参考にしてほしい