QA Meetup 2018 パネルディスカッション 参加レポート #QAMU2018

イベント概要

  • 先日、QAについてのMeetupがビズリーチで行われました。

  • 今回はその中の後半にあったパネルディスカッションについて載せます。

登壇者

パネリスト

  • 小林 依光(以下、小林)
    • KLab
  • 安納 達弥(以下、安納)
  • 柿崎 憲(以下、柿崎)
    • サイバード
  • 中野 直樹(以下、中野)
    • LIFULL
  • 江川 さおり(以下、江川)
    • ビズリーチ

モデレータ

  • 山本 健(以下、番長)

明日からのQAの方向性

  • 柿崎

    • 厳しいテーマですね
    • 僕の考え、会社の求めているのは自動化
    • 自動化をまったくやっていないわけではない
      • APIレベルならやっている
    • フロントエンドもテストのインフラがほしい
    • 腕に覚えがあれば
    • フルスタックがあれば
    • サイバードという視点から言えばフルスタックがほしいです
  • 中野

    • LIFULLの人材を募集してます
    • 基本的にはエンジニアリングや開発のことをわかってほしい
    • 各社自動化を取らざるを得ない流れ
    • それも踏まえ、プロダクトのステージを考え、メジャーなプロダクトとスタートアップのプロダクトがある
    • 新規事業で色々と立ち上がっている
    • ステージによって求められるものが違う
      • テスト戦略が求められる
      • テスト戦略をきちんと組み立てる
  • 小林

    • 高速DevOPS
    • 計画があるない、仕様があるないで異なる
    • 不確実性の中から確実性を見つける
    • 求心力を捉える
    • どうやって積極的に取得するか
  • 安納

    • 自分たちがやってる目的を考える
      • ユーザーさんに喜んでもらう
      • 正しく動くとか
    • つまんないゲームってやるんですか?
    • 求められるものが品質
    • その中の一部が自動化
    • 人の感情も担保していくのがアカツキとしての品質
      • 人の感情を動かせるようにする
  • 江川

    • テストアーキテクチャ
    • 手数が足りない
    • 自動化を推進したい
    • 自動化は当たり前になるはず
    • 自動化に興味があれば来てほしい

テストロールの評価(人事評価)

  • 番長

    • テストエンジニアの評価は難しいと思っている
    • どのように評価を行っているのか聞いていきたい
  • 小林

    • まだ品質管理チームを再始動しているので、明確な定義がない
    • メーカーの中にいたころはロールが無かった
    • そういう意識を持ってほしい
    • Web系に転職したら、テスターの方がヒエラルキーが低いのが驚いた
    • ある程度整備できたら、JSTQBで定義している資格のロールに従っているようになると思う
  • 安納

    • 3つある
      • 専門性
      • 自立性
        • 課題解決力
      • チーム力
    • QAだからという区別はしてない
    • 良いものをリリースする時にどれだけ貢献できたのか
    • その中のオリジナリティとしてスペシャリストがいたり
    • 能力とかやりたいことをやっていく
    • あまり固定せずに、売上とかに貢献できたのかを考える
    • そういうところをベースにして取り組んでいる
  • 番長

    • できれば、給料が上がるのか含めて教えてほしい
  • 中野

    • QAエンジニアもエンジニアだから評価は同じ
      • ベースは一緒
    • テクニカル面
    • 業績については、半期ごとの目標に貢献できたか
  • 江川

    • 利益を社員に還元することは良い
    • 1人しかいないので、評価も自分で作っている
    • レベル分けしている
      • テストオペレーター
      • テストリーダー
      • テストマネージャー
    • 最初はセントラルで
    • その後、各プロダクトへ
  • 柿崎

    • プロダクトにどのように与えるか
    • 自動化だけではない
    • 炎上を鎮火することが評価されがちだけど、未然に防ぐことも評価している
      • 外部環境の変化に対応することを重要にした
        • GoogleAppleのレギュレーションに敏感に反応した社員を評価したり

キャリアチェンジ・キャリアアップ

  • 安納

    • テーマが難しい
    • どうやって作るんだっけとか、作るまでの過程を考えて、その準備ができた人からQAの部署に極めるとか
    • 行けば良いんじゃないかな
  • 小林

    • キャリアチェンジはいくつかやり方がある
      • プログラムが掛ける人は品質管理に来ることができる
        • 仕組みを知ってるので、スクリプトや自動化を考えられる
    • テストやQAやってると、将来どうなるのか?
      • PMOになる人もいる
        • 全体を知っていることが多いので
      • プロセス的な話として、ルールを作る
        • ソフトウェアプロセスエンジニアリンググループ
      • AgileやDevOPSに対応して、Scrumマスターになったり
  • 江川

    • 一般的には、オペレータ、リーダー、マネージャへ
    • 大事なのは、何になりたいのかをしっかり考えること
    • ビズリーチの場合は、SETの人が良い
  • 中野

    • 開発からQAになりたい
    • 私もそれになった
    • 自動テストフレームワークをやってたら、うっかりQAになった
    • どうやったらなれるか
      • やりたいからやるって言えば良い
  • 番長

    • 踏ん切りがつかないときの体験入社はできない?
  • 中野

    • 契約形態をとって入社とかなら…
    • あとはワークショップとか

各社で採用している技術

  • 柿崎

    • サイバードでは、いろんなプロダクトが平行で動いているので、都度都度ベストな技術を使う
    • UnityやC#をフロントで使っている
      • 勉強会で学んだ
    • バックエンドはPHP
    • AWSを使ってもいる
    • 最近はボイスUIでGCPも使いたいと思っているが、AWSに寄せすぎていて揉めていたり
    • 技術採択は1ヶ月に1回偉い人が集まっている
  • 安納

    • 開発環境で良いんですかね?
    • イマイチ分かってない部分がある
    • ほぼAWSで動いている
    • データベースはオーロラ
    • サーバー側はRuby on Rails
    • フロントはUnityとか
    • 最近はAWSからGCPになったり
    • 私はAWSの価格交渉担当になっている
  • 江川

    • 事業部がたくさんあるのでチームによって違う
      • 基本的にはScala
      • 最近はElm推しの人が入社した
      • 自分たちでキメていける
    • Jenkinsが基本だが変えようとしている
  • 柿崎

    • 各チームでバラバラだと、プロダクトがポシャった時にスライドしづらいのでは?
  • 江川

    • 事業部ごとに違う会社のようになっている
    • プロセスも違う
  • 中野

    • 推しのポイントはない
    • 自分たちで決めてやっている
    • QAは昔Pythonだったが今はRubyになってる
      • 自動テストとか
    • あとは、レコメンドをAIでやってる
    • また、Home'sアプリは、かざして検索ができるようになった
  • 番長

    • 「かざして検索」のテストはどうやって?
  • 中野

    • ETしかやってないので…
  • 小林

    • サイバードさんやアカツキさんと似ていて、ゲームでユニークな技術はそこまでない
      • Unityを使ったり
    • 世の中にあるものの良いものを適宜使っている
    • 機械での自動テストでは、OpenCVで画像認識をしたりしている

テスト・品質管理の肝

  • 江川

    • 柿崎さんがコアバリューとおっしゃっていたのが本当にそうだと思う
    • ユーザーが何を使いたいのかを考えている
  • 安納

    • 我々の製品を使って長く遊んでもらう
    • ユーザーさんにどれだけコミットできるのか
    • 満足度を高めるためにどうすればよいのか
  • 中野

    • 新しい技術を開発が持ってくる中で、他人事と思わずにQA側もどうすればよいのか考えること
    • 多様性の中でどのように進化させるか考える
  • 小林

    • 日科技連では肝を108個紹介していて、読みきれなかった
    • メトリクスをいっぱい取りたいと思うかもしれないが、それを伝える品管が必要なのではないか
  • 柿崎

    • アンテナをめいいっぱい高く張ること
    • GoogleAppleは技術革新を猛スピードでやっている
    • どんどんプロダクトが死んでしまっている可能性が高い
    • この会場に来ている人は十分高いはず
    • 他の来てない人のアンテナも高くするようにしてあげてほしい。

感想

  • 「この部分ができる人が欲しい」というのが各社ハッキリとしていた印象だった
    • その中でも自動化は当然のように求められているなと感じた
  • テスト・品質管理の肝についてはもっと聞きたかった。