目次
- 目次
- 転職芸人について
- 自己紹介
- 転職するときの動機、きっかけ
- 転職のモチベーションはやりがいかお金か、その動機が変わったのはいつか?
- 手っ取り早く年収を上げるには、転職するというのはどう思うか?
- 転職活動して、失敗した経験や教訓
- 転職に繋がった、前職でチャレンジしたことアレコレ
- 前回開催からの2年間のQAエンジニア市場の変化について
- あなたが考える、企業が欲しがるQAエンジニア像とは?
- クロージング(最後に一言)
- 関連記事
転職芸人について
- レギュレーション…転職5回以上
自己紹介
- キャリアマップを用いつつ、自己紹介をしていく
司会:鈴木里惇(以下、鈴木)
- SI系品質管理からWeb系QAエンジニアに転職
- 転職してから様々な外部勉強会に参加するようになった
ゲスト:越中谷郁美(以下、越中谷)
- 歯科衛生士からスタート
- 前職は組み込み系メインの技術者派遣の会社
- 2年前のジャストーーークの転職芸人セッションを聞いて感銘を受け、Web系の会社に転職
鶴岡洋子(以下、鶴岡)
- 居酒屋のバイトリーダーからスタート
- システム系派遣会社の出向先がたまたまQAの現場だった
- BtoCのWeb系からBtoBのWeb系に転職し、現在はBtoBtoCのWeb/IoTQAを立ち上げに参画
松谷峰生(以下、松谷)
- 副業芸人
- スーパーマーケットからスタート
- 2度めの大学入学&卒業
- 中国でQA立ち上げに関わる
- BotやAIの新規立ち上げのQAに転職した後、上流工程のテスト活動ができる職場に転職
柿崎憲(以下、柿崎)
- X-Techベンチャー芸人
- QAの前にも5回ほど転職している
- 2003年にQAに出会う
- 2009年のJaSSTに参加して感銘を受ける
- 組織の課題が同じようなものだったため、「同じパズルを解き続けたくない」「テスト業界を盛り上げたい」と思い転職
山本健(以下、番長)
- 美大出身
- 筆より重いものは持ちたくない
- 給料がなかなか支払われなくてSIに転職
- 色々な会社でQAをやった
- 最近は、前に働いていた人に呼ばれて転職することが多い
山本久仁朗(以下、くにお)
- ずっとITで仕事した
- 40歳を超えてから6回転職した
- 色々なところで現場改善の依頼があったら転職する日々
- 一人で組織を変えるのが難しいと感じてきたので、業界全体を変えたいと思ったので現職に転職した
転職するときの動機、きっかけ
- 仕事をやり尽くしたから?
- 飽きたから?
- 新しくやりたいことが見つかったから?
柿崎さんの場合
柿崎
越中谷
- ヘッドハンターはどうやって知ったのか?
柿崎
- 会社のブログなどで知ったらしい
松谷さんの場合
- 松谷
- 他にやりたいことができたら!
- 直近でいえば、上流からの入り方を体系だって学べると聞いて
- 自分自身の売り時だと感じたから
鶴岡さんの場合
- 鶴岡
- 今までずっとQAとして働いていて、上流から入るQAがやりたいと思って転職した
- あくまでも新しいことを見つけたから、という想いが強い
番長の場合
番長
- チャレンジが制限されて伸び悩まざる得なくなったら
- 元々、給料のベースラインが低い
- そんな中で、毎日同じことをやって…というのは嫌だと思っている
- この仕組み、変わらないんだ…と思ったら
鈴木
- 同じ所属なんで、なんとか飽きさせないように働かせないと…
越中谷
- どういうときに仕組みが変わらないと感じる?
- 規模の問題?人の雰囲気?
- どういうときに仕組みが変わらないと感じる?
番長
- いる人の雰囲気によって考える
- 「この人が言わないと動かないんだ…」と感じた時
くにおさんの場合
くにお
- リリースが年1回だと、年1回しか改善できないので、短いサイクルでリリース・改善できる職場を選ぶ
- 求められるフレームや人の成長ができたら転職を考える
- 基本的なスキルができるのは1年ぐらいかかると思っている
越中谷
- もう、ここ大丈夫、と思ってから転職するまでの期間は?
くにお
- 定常的にヘッドハンターからオファーが来たり、個別にメッセージもらったり
- 1年ぐらい経って目処が付くと、なぜか嗅ぎつける人がいる
越中谷
- 転職することに迷わない?
くにお
- 次のステップがきついと感じたら、新しいところに移りたい
- しっかりしている人がいると、すぐに抜ける傾向にある
転職のモチベーションはやりがいかお金か、その動機が変わったのはいつか?
- 2年前の転職芸人は綺麗な話しかしなかったので…
お金とやりがいはトレードオフの関係ではない
松谷
- 月の半分がQA、半分が開発をやる場合に給料が上がった。
- それでもQA専任の仕事を選んだ。
- ただし、綺麗事を除いて話すと、お金寄り。
- ゲーム開発したければ家で作れば良いのでは?と思い、開発には転職しなかった。
- やりたいことを会社に求めるんだっけ?と思ってる。
- 月の半分がQA、半分が開発をやる場合に給料が上がった。
越中谷
- お金は最低ラインなのか、最高ラインを見ているのか?
松谷
- 最低ラインは常に上がってくる。
- 僕はあるだけ欲しい。
越中谷
- 会社に迷惑かかると心配しないか?
松谷
- 考える前に、まずやって、事後報告している。
最初はお金だが、だんだん貢献度はモチベーションに変化する
くにお
- 会社にお金を取られている、評価と釣り合ってないと思い、転職した。
- 海外の場合、年収が700万を超えると「お金じゃない」と言い出す。日本だと600〜650万ぐらい。
鶴岡
- 最初はお金だったけど、バランスが大事
- 自分なりのお金の基準は低くて、達成したので、今はやりがいが大事。
手っ取り早く年収を上げるには、転職するというのはどう思うか?
くにお
- 売れる武器があれば良いが、そうでない場合は幻想
鈴木
- 人事に50万円乗せてふっかけたりするか?
くにお
- 状況による
- 対象の会社や世の中の状況を見る
- 大体の会社は現年収を聞くので意味がない
鈴木
- 現在の待遇は良くなって来ている?
番長
- QAの認知度が上がってきているので、どんどん良くなっているイメージはある
転職活動して、失敗した経験や教訓
常に職務経歴書を用意する
- 柿崎
- 武器を持って、事前に値付けしておくのが大事。
現場の状況を聞いておく
- くにお
- リアルな給与、品質の関心含めた組織の文化など、聞けることは聞いた方が良い
前職の経験をそのまま引きずらない
- 松谷
- 前の会社だとかなりの権力があって踏ん反り返ってしまった。
- 変えるとき、前の良いところを引きずるのは良くない
転職に繋がった、前職でチャレンジしたことアレコレ
勉強会に参加してアウトプットする
松谷
- 勉強会によく出ていたこと
- 最初は社内展開、その後は社外展開した
- Webに残ってくるので、オファーする人はどんな人なのか分かってくれる。
- 勉強会によく出ていたこと
越中谷
- どんな風にアウトプットするのか?
- 自分の場合は一生懸命作っちゃう
松谷
- 1時間ぐらいでブログにアウトプットしていた
- 社内はもっと簡単に
日々の業務が転職に繋がる
柿崎
- 活動そのものがチャレンジだった。
- やってることは「会議体を整える」というような小さなこと。
- それを記録しておくことで、積み重なる。
- 転職時の面談で、前職でやったことを自分の価値で素早く話せる。
番長
- 目の前のことを真摯にやる。
- この年になると普通の転職が難しい。
- なので呼んでもらえるためにも、日々の仕事をやる。
越中谷
- 人を育てることをやっていると思うが、難しいと感じている。教育面はどうやっている?
番長
- 肩に力を入れてマネージメントしようと考えてはいない
前回開催からの2年間のQAエンジニア市場の変化について
需要は高まっているが、供給が追いついていない
くにお
柿崎
- 求人数はとても増えたと感じている
- 募集をかけるとQAから応募が来ない
- QAがよく分かってないけど、社長のコネクションの中にQAがあるから募集している企業もある
- 求められているQAって、品質のグランドデザインを考えられる人
- テスト技術って、既にコモディティ化している
- その技術を使ってどのようにサービスの品質を上げるのか伝えられる人が求められている
番長
- 自動化が流行って、そっち方面のQA募集も増えている
- 2年前より需要が増えて幸せに思っている
負けない武器を持っている人は重宝される
くにお
- 単純労働者としてのQAはシュリンクしていく
- これだったら誰にも負けないという武器が必要。そういう需要がある
柿崎
くにお
- 柿崎さんの内容は、単なるオペレーターではなくリーダーになりかけの人、自分に責任を持って仕事をデキる人の話
あなたが考える、企業が欲しがるQAエンジニア像とは?
最高のプロダクトを作るという熱意
鶴岡
- 最高のプロダクトを作りたいという熱意がある人
越中谷
- 今までのQAを超えて、上流から入ることも求めている?
鶴岡
- 無駄な手戻りを無くして…と考えるのも大事なのではと思っている
自分の考えがある人
松谷
- 自分の考えを持っている人
- 自分の柱を持っているのが大事
越中谷
- 若干の欠点があっても、良い点があれば良い?
松谷
- 欠点は入ってから育てます。
鶴岡
- 相方のミスマッチを無くすのも大事
保守的ではない人
番長
- 保守的でない人と働きたいです。
越中谷
- 「変えたい」と思っているけど、結果的に保守的になってしまうことも
番長
- そうならないように、社内でも社外でも同じような考えを持っている人と話すことが大事
アウトプットする人
柿崎
- アウトプットの多い人
- まだまだ何もないことが多い会社に今いる。
- ちゃんと会社全体のビジネスに対してジタバタしてくれる人が良い
- 9割ぐらいゴミのアウトプットであっても、残り1割が会社の役に立てば良い
越中谷
- テストや品質を考えるときに、ビジネスのことも考える必要があると感じている
くにお
- QAに閉じずに全部に当てはまることだと思っている
ちゃんとスキルアップに取り組んでいる人
- くにお
- とあるシェフが「『同じ味』と思っているものは、常に変わっている。」という言葉を言っている。
- 「強く大きいものが生き残るのではなく、常に変化しているものが生き残る」という言葉もある。
- 「誰に何を届けたいか」と考えれば、もう1ランク上にブレークする/できるかも
クロージング(最後に一言)
くにお
- 自分なりの武器を持つと、50歳でも転職できる
番長
- 人材の流動性ができると良い業界に繋がる
柿崎
- 自分は個人事業主だと思っている。
- 自分が価値を提供できないとクビになる覚悟を持っている。
松谷
- 「自分は何をしたいんだろう?」をまず考えるべき。
鶴岡
- 今回の話で何か持ち帰れるものがあれば良いと思う。
越中谷
- 私は2年前からのジャストーーークをきっかけに転職したが、それも結果でしかない。
- 転職よりもライブデザインを考えるようになったことが大事。
鈴木
- 同じ所属でも、やりたいことがあれば続けられる。
- 転職も1つの手段でしかない。
- これからのキャリアを考えるきっかけにしてもらえば。
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