はじめに〜本記事の目的〜
2020年の4月に実例マッピングを日本語訳で紹介してから3年弱で、色々な人が実例マッピングを試しています。
本記事では、これから実例マッピングを試そうとしている人向けに、実例マッピングに関する日本語情報を提供することを目的としています。
目次
実例マッピングとは何か
考案者による実例マッピングの説明記事
実例マッピングの考案者であるMattさんが説明した内容を翻訳した記事です。
実例マッピングの説明スライド
実例マッピングを使うタイミング、使い方、実例マッピングの成果物から見えてくることなどを説明したスライドになります。
まずはこのスライドを見ることで、どのように使うのかイメージしやすいかと思います。
実例マッピングの説明記事
BDDのプロセスの中で考えた実例マッピングの説明をしている記事です。
※全文を読むには、会員登録が必要となります。
実例マッピングについて言及している書籍
The BDD Books - Discovery
BDDのプロセスの1つ「発見(Discovery)フェーズ」を行うための手法として実例マッピングを紹介しています。
この書籍内では、実際にどのように使うかの説明も物語形式で紹介しています。
https://leanpub.com/bddbooks-discovery-jpleanpub.com
Agile Testing Condensed
Agileな開発の中で行うテストアプローチの方法の1つとして実例マッピングを紹介しています。
https://leanpub.com/agiletesting-condensed-japanese-editionleanpub.com
実例マッピングの実践報告
試した結果を色々な方が報告しています。日本ではどのように実践しているのか、どの発表も具体例を交えて紹介しているものばかりです。
アルプ株式会社様
おそらく日本で一番、実例マッピングの実践報告をしてくださっている会社だと思います。
実践報告スライド
- 今日から使える「実例マッピング」 / How to Use Example Mapping #pmconf2022 - Speaker Deck
- アルプでのAgile Testing / Alp Agile Testing - Speaker Deck
- QAエンジニアが実例マッピングを2ヶ月運用した話 / Example Mapping for 2 months - Speaker Deck
株式会社リンクアンドモチベーション様
使う動機や使い方について動画の中で説明してくださっています。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様
実例マッピングの説明を聞いてから3ヶ月弱で実践し、事例発表してくださりました。
株式会社サーバーワークス様
ユーザーストーリーマッピングから実例マッピングへ移る流れを含めて説明してくださっています。
aki.mさん
実例マッピングをやった上で感じた効果と課題について、個人ブログの中で語ってくださっています。
株式会社永和システムマネジメント様
業務の中でではありませんが、「Scrum Inc.認定スクラムマスター研修」のコンテンツの1つとして実例マッピングを行なっているようです。
実例マッピングを利用した感想
詳細な実践報告はしていませんが、使ってみた感想をツイートなどした例も多数見かけました。実例マッピングを使った生の声をお伝えできればと思い、一部を勝手ながら紹介したいと思います。
実例マッピングをチームでやってみた。複雑なストーリーを複数人で掘り下げてくのに良い。実例はきっかけとしてどんどん出しやすい。網羅的というより拡散的な作業。掘り下げる中で疑問も明確化された。
— めがねはうさー (@meganehouser) 2021年2月16日
最近(再び)使うようになってきたのが実例マッピング。「複雑ぽいなぁ、大きそうやなぁ」みたいなバックログをこれで書きながらやっていくと、だいたい10分くらいで「やっぱりこのあたりで分けた方が良さそう」みたいな合意ができることがあって面白い
— yoh nakamura (@yohhatu) 2021年2月11日
実例マッピング実際にやってみるとPOと開発者の間の認識の齟齬が埋まってとても良かった!https://t.co/jxoTJgSoVD
— Tomoyuki Sugita (@tomotomobile) 2022年10月21日
開発者以外のステークホルダーを巻き込んだ実例マッピングをして褒められた😀
— kubop (@kubop1992) 2022年12月23日
回を重ねるごとに練度が上がっていくのを感じる。
これが納得感の共有...!対話...! pic.twitter.com/DpmHXe20ar
ちょうど、今日実例マッピングやりました!
— Akito Sakasegawa (Gyaku) (@gyakuchan) 2022年12月21日
ドメインエキスパートさんとのコラボレーションで協力なツールになる手応えがあります😍
・miroを使ってやってみたけど、操作性良くて単純にメンバーのテンションが上がった。
— ren (@ropQa) 2020年11月26日
・次への課題が明確に出せて、その場にいた人の視点が否が応でも合っていくので、モブプロのような機能もあるみたい。
とにかく実践マッピングを試せて良かったです。体感、超良かったです。
おわりに〜利用した感想をお聞かせください〜
本記事では、実例マッピングを使ってみるにあたり参考になる情報をお伝えしました。
本記事をきっかけにして実際に使ってみた場合、感想をぜひ教えていただけるとありがたいです!