はじめに(Testing Manifestoを紹介するに至った背景)
既にこのブログでお伝えしたように、先日『Agile Testing Condensed』の日本語翻訳本を出版しました。
この書籍の中で、テストマニフェスト(Testing Manifesto)が紹介されています。
アジャイルソフトウェア開発宣言(Agile Manifesto)を元ネタにして作ったものだと思います。
この考え方は書籍を購入していない人にもぜひ知ってほしいと感じているので、この記事でも紹介することにしました。なお、記事に載せることについては、この画像の作者であるKarenとSamにメールを送り許諾を得た上で掲載しています。*1
テストマニフェスト
翻訳した画像はこちらです。*2
オリジナルの画像等はこちらにあります。
また、画像だけでなく文章も残しておきます。
私たちは下記を大切にします。
最後にテストする よりも ずっとテストし続ける
バグの発見 よりも バグの防止
機能性をチェックする よりも チームが理解している価値をテストする
システムを破壊する よりも 最高のシステムを構築する
テスターの責任 よりも 品質に対するチームの責任
「開発者が実装してQAがテストする」という考え方とは異なり、「どうやってチーム全体(開発者もQAも含む)でテストしていくのか」を大切にしていることが分かると思います。
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ただ、このテストマニフェストの考え方を元に、どうやってテストを行なっていけば良いのかというエッセンスは、記事の最初にも紹介した『Agile Testing Condensed』にたくさん載っています!
もし、そのエッセンスに興味がある方は、ぜひ購入をご検討ください!
また、テストマニフェストの画像を作成した2人は『Growing Agile: A Coach's Guide to Agile Testing』という書籍を出版しています。(こちらは未翻訳)
この書籍では、アジャイルにおいてのテストのマインドセットを培うためのワークショップについて説明しています。
テストマニフェストの画像はこの書籍の中に書かれているワークが元になっています。
こちらも気になる人はぜひ一度確認してみてください!