「レビュー」に対するイメージ
皆さんは「レビュー(特に設計レビューなどのコード以外のレビュー)」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
- 大きな会議室に有識者と呼ばれる人が多数集まる
- 色々と指摘を言われ、それに対して納得する返答が求められる
- 完璧なドキュメントを用意して、指摘が無いクオリティにしてからレビューに臨む
こんなケースもレビューです
一方、普段の業務でこんなことはありませんか?
- 「ちょっとここの部分、どうすれば良いのか分からないんで、教えてもらって良いですか?」
- 「方針を考えてみたんですけど、ちょっと見てもらって良いですか?」
一見すると、「ただの相談じゃないか」と思うかもしれませんが、これも立派なレビューです。*1
「レビュー」というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、こういう普段の業務でも実はレビューを行っているのです。
MTGのやり方以外のレビューの話がしたい!
一般的に「レビューの方法」について調べてみると、「どのようにMTGを開くのか」「MTGにはどんな人が参加していると良いのか」という話題ばかり出てきます。
しかし、これらの情報はこの記事の最初に書いた「レビューとは有識者と呼ばれる人が多数集まる」というレビューに限定している可能性が高いです。*3
しかし、「MTGの開催方法」ではない部分にも色々と考えることはあります。
レビューを行っている人は「相談を受けるときに、どのような部分を気にして会話をしているのか」「レビュー時にどのように対象物を読んでいるのか」「レビュー中はどんなところを気にしているのか」など、会議のやり方以外で考えたり工夫したりしている部分があるはずです。
そんな内容について議論をしていきたいと考えています。
JaSST Reviewでレビューの中身について考えてみませんか?
11/1に「JaSST Review'19」という、レビューについて考えるシンポジウムが行われます。
レビューMTGの開催方法ではなく、「レビューでどのようなことを考えればよいのか」について、このシンポジウムで一緒に見つめ直してみませんか?
レビューの内容を考えたい方々のご参加を待ってます!
*1:「ピアデスクチェック」や「ペアレビュー」と呼ばれるレビュータイプです
*2:元資料は JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'18 Kansai-レポート に載っています
*3:「インスペクション」や「チームレビュー」と呼ばれるレビュータイプです